山ごもれるやまとしうるはし

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VIVA! イリヤ・クーリック! Ilia Kulik!

皆さんイリヤ・クーリックって覚えていらっしゃいませんか?
長野の冬季オリンピックで金メダルに輝いたフィギュアスケーターです。


ちょっと録画してたフィギュアスケートの番組見てたら、そこから芋づる式に彼を思い出しました。

なんで彼を知ったかと言えば、長野オリンピックフィギュアスケートを見てた当時中学生の娘1が彼の大ファンになったからなんです。
私もフィギュアスケートは好きでしたが、ずっと女子ばかり見てまして…
その点、中学生だった彼女はなんとなく異性のほうを見てたんですね。わかるわかる(´∀`○)♫

そんなわけで、ある日冬の朝「うわー!!!かっこいい人見つけた~~~」みたいな感じで大はしゃぎしてたような気がします。もうはっきり思い出せませんが予選だったのでしょうたぶん。

 


それからは男子フィギュア一色となった我が家、SPもフリーも家族一丸となってテレビにくぎ付けになりました。

イリヤの方も期待を裏切ることなく金メダル獲得となりました。


最近では羽生君の素晴らしい演技でフィギュアスケートの人気も不動ですが、当時は女子はともかく男子スケートにはそれほどの注意も集まらず、今となってはほんとに懐かしく楽しい思い出です。

 

彼の滑りで注目したいのは、勿論難しい技を披露しているわけですが、それだけではなくジャンプの高さ、そして着地した後の遊んでる方の足の高さです。

私はフィギュアについての素人ですが、素人目に見てもこれらはほんとに素晴らしいと思います。
勿論ジャンプやステップ、それ自体の難易度が一番の問題だし評価さるわけなので、ジャンプの高さはともかく、その後の足の高さなんぞ祭典には関係ないのかもしれませんが、少なくとも私はそのきれいさにほれぼれしたものです。

 

オリンピックがすんでも娘は熱さめやらず、イリヤ大好き大好きでフィギュアスケートにはまり、大阪で行われたフィギュアの大きな大会にも数回連れて行くほどでした(結局イリヤを直接見ることはありませんでしたが)。
おかげで会場でしか味わえないエッジや着地の音、スケーターとファンとの距離、そして花のルールなど身をもって体験することができました。

 

死ぬまで自分はイリヤのファンでいる!言う彼女を「世界の違う人を思う気持ちは今だけの一時の思いだよ。本当の愛情はそういうもんじゃないよ」とたしなめたものの、「そんなことない!私は絶対変わらない!」と豪語していた娘ももう結婚して母となりました。

その後彼は結婚し、あっという間にプロスケーターに転向しました。
結局私と娘はイリヤのスケーティングを実際見ることはなく、今日に至っています。

その後の娘はと言えば、私がイリヤの話題を振ってももう今は昔。
ふーん、そんなことあったっけ?みたいなリアクションです。
良くも悪くも、それは今彼女が自分なりの幸せを見つけたからなのでしょう。


万感胸にせまりつつ、しばし昔に思いを馳せましょう。

長野オリンピック ショートプログラム 

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長野オリンピック フリー

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長野オリンピック エキシビション

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今般彼を思い出したことでようつべで検索しましたら、今もプロスケータとして活躍しておられるようです。しかも、昔と変わらず着地後の高い足はキープしてるし、他でも決してあのオリンピックに引けをとらない、素晴らしい演技を披露していて思わず笑みがこぼれました。


イリヤの人生にこれからも幸あれ。

 

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