2017年3月28日の飛鳥
はじめまして。
まずは大好きな奈良の写真です。
私は大阪に住んでいて日帰り圏内なので、奈良にはよく出向きます。
昨日もふと思いついて出かけました。
そんな調子なので、たいてい半日滞在のショートトリップ、とほほ。
だけど、たとえ短い時間でも奈良に行くと忘れかけてた日本の原風景と心をを思い出せるようで、大きく息ができるような、ほっとするような。
とりあえず久方ぶりの石舞台。
梅?だよね、がきれいに咲き誇ってました
菜の花ごしの石舞台…どんだけ菜の花咲いてるの、って感じだけどじつは菜の花が咲いてるのはほんのちょっとのスペースでして、これは写真のフレームと角度のマジック。あはは。
そして飛鳥寺のすぐ近く、飛鳥坐神社あすかにいますじんじゃ
階段を上がり、この道にはパワーが溢れてる気がします。
拝殿
平成13年に吉野の丹生川上神社上社から移築されたそうです
そして「むすびの木」。
いろんな願い事を書いた絵馬をこの木に結び付けるとご利益あるらしいですよ。
さらに入鹿さんの首塚と
水落遺跡…
こちらが地上の基壇部分で
こちらが地下の構造
水落遺跡は「日本書紀」の記述にあるように、660年中大兄皇子(のちの天智天皇)が日本で初めて水時計すなわち「漏刻」を作って人々に時を知らせた場所です。
人々に時を知らせた、そのなにがすごいのかと言うと、時間というものを天皇が管理することによって(天皇が)人民を管理、支配するという構造が出来上がったということです。
橋の辺の3つの道標を見ながら、いにしえに思いをはせつつ歩いていましたら
なぜか雷の丘の前で桜が満開!
なんでここだけ?
そんなこんなでなんば池、豊浦宮・豊浦寺跡。
時間遅く、向原寺はもう閉まってましたけど。
これは豊浦宮跡碑と豊浦寺塔心礎 向原寺のすぐ近くの民家の玄関先にあります。
そんなこんなで甘樫坐神社あまかしにいますじんじゃにやってきました。
式内社ですがとても地味な神社です。
このほうがピンとくるかも。
この岩の前で古代の裁判「盟神探湯クガタチ」が行われていたらしい…
クガタチは、煮え湯の入った釜に手を入れ「正しき者にはヤケドなし、偽りし者はヤケドあり」というちょっと今では考えられない極めて荒いやりかたの裁判です。
昔、中学だかの歴史の時間に出てきたような、残酷だなあと思ったように記憶しています。
これ↓はネットからのクガタチの神事の写真ですが、こんな感じだったみたい。
帰り道、田んぼにサギ発見。
さらに、剣池で一枚パチリ。
いつもと同じく、美しく、素敵な奈良でした。
ああ、桜が咲けばまたさらに趣深く美しいだろうなぁ、と思いながら帰路につきました。
晴れたり曇ったり、ちょっと今ひとつの空模様でしたが、なんとか夕陽もキャッチ!今回もありがとう、またくるね、奈良。
橿原神宮前駅に向かう道からの夕景です。
のろのろ歩いて午後から日没までのショートトリップでした。